帝塚山大学出版会
書籍の紹介
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介護サービスの需要が高まる中で、介護職に対する社会的地位と評価が低いのはなぜか。
介護職の社会的地位と評価を高めるため、介護職が歩んできた歴史的経過や現在の養成制度を考察するだけでなく、看護師が歩んだ歴史的経過からの比較や専門職制度、海外の事例について検討を行った。
そして、社会的地位と評価の向上を実現するために、事例調査から介護職にしかできない専門能力について明らかにする。
介護職の職業的発展課題と専門能力
はしがき i
序 章 研究課題と方法 1
第1 節 問題の所在 1
第2 節 研究課題(問い)と仮説 2
第3 節 研究対象 3
第4 節 本研究の視点 3
第5 節 先行研究・先行調査研究 4
第6 節 論文の構成 6 第7 節 本研究の独自性 8
第8 節 研究方法 9
第9 節 論文における用語の定義 10
第1 章 高齢社会における介護職への社会的要請と期待 15
第1 節 介護職に対する社会的要請と期待 15
第2 節 低い社会的評価の理由 19
第3 節 社会的地位向上をするための課題 25
第4 節 小括 29
第2 章 看護師の地位向上の試み 33
第1 節 日本における看護婦の誕生と看護教育 33
第2 節 確立期 43
vi 第3 節 発展期 63
第4 節 小括 89
第3 章 介護職がこれまで歩んできた道のりと
専門職化への課題 99
第1 節 介護が職業として成立した経緯 99
第2 節 介護職が社会的地位を高めるための要素とは何か 122
第3 節 職業として成熟するための課題 126
第4 節 介護職の養成制度 129
第5 節 憧れる職業となるために 145
第6 節 小括 155
第4 章 介護職の専門性の確立 159
第1 節 チームケアにおける課題と事例調査の視点 159
第2 節 介護職における専門性と介護労働者の意識 165
第3 節 介護職の専門性はどこにあるのか 179
第4 節 ヨーロッパにおけるケアワーカー 195
第5 節 小括 214
終 章 本研究のまとめとして
― 介護職の社会的地位向上に関する課題 221
第1 節 本研究で明らかとなったこと 221
第2 節 専門性を確立するための課題 226
第3 節 職業基盤・教育システムの確立 228
第4 節 残された課題 230
まとめ 231
調査実施概要 245
量的調査質問紙 255
あとがき 273