かるたで学ぶ源氏物語

内容紹介

帝塚山大学文学部生43名が、源氏物語中の和歌91首と紫式部の詠歌1首を合わせて92首分のオリジナルかるたを作成した。本書の口絵には、4種類の札368枚のかるたをカラー図版で掲載し、歌の口語訳・場面解説と編者による補注を加えた。後半の鑑賞編には、江戸時代のベストセラー絵本「絵入源氏物語」の挿絵54図と物語本文、明治時代の教養書から「源氏物語歌図」(源氏香の図)を掲載し、教材や入門書としても楽しめる内容とした。源氏物語の和歌の8割は贈答歌なので、本かるたでも35組70首の贈答歌を採用し図案化した。本書によって、源氏物語の和歌の魅力、平安貴族がかわした教養あるコミュニケーションに触れていただきたい。