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2011年4月1日

【新刊案内】精子提供や卵子提供で生まれてきた子どもたちに・・・本学才村眞理教授訳「大好きなあなただから、真実を話しておきたく て」刊行

9784925247122.jpg帝塚山大学出版会(奈良市帝塚山7-1-1)は、このたび「大好きなあなただから、真実を話しておきたくて~精子・卵子・胚の提供により生まれたことを子どもに話すための親向けガイド~」(オリビア モンツチ 著/才村 眞理 帝塚山大学心理福祉学部教授 訳)を刊行しました。

かつて、精子提供等に代表される配偶子提供による受胎に関しては、その事実を子どもに打ち明けるべきではないとされてきましたが、大きくなってから現実を知り、ショックを受け、アイデンティティ・クライシスに陥っている子どもたちが数多く存在しているのが実情です。

生まれた子どもができるだけ小さいうちに事実を打ち明けられることを目的として、精子提供による子どもを持ち、同じ環境にある親グループのリーダーとして活動をしてきた女性がまとめた告知のためのガイドです。

年齢別で4つの章に分かれており、子どもの年齢に合った章から読み始めることができ、また、巻末には日本で役に立つ情報を紹介しています。

原著 「'Telling' & Talking ‘Telling’& Talking about Donor Conception A Guide for Parents」 ((c)Donor Conception Network, 2006)の邦訳。文部科学省科学研究費補助金 研究課題「生殖補助医療により生まれた子どもの権利擁護とソーシャルワークによる支援のあり方」(研究代表者:訳者)の研究成果として公表。

A5判、175頁、定価1,000円(税込)。お問い合わせは帝塚山大学出版会まで
( Tel 0742-48-9341 Fax 0742-48-9030 Mail kikaku@jimu.tezukayama-u.ac.jp)。