研究・社会貢献

経済経営研究所

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帝塚山大学経済経営研究所は、「経済社会に関する研究を推進、学術文化の発展に寄与することを目的」に1992年設立され、経済学部と経営学部を母体に運営されています。教員や共同研究員の研究補助や研究会・学術講演会の開催、委託研究の受け入れなど、多彩な活動を行っています。
経済学・経営学・学術の三分野でのワークショップは、本学教員ばかりでなく、学外の研究者や実務家にも門戸が開かれており、多くの研究報告の発表の場となっています。また、それらの研究成果はディスカッションペーパーとして、本学ホームページで広く公開されています。今まで実施されたワークショップやディスカッションペーパーは、ホームページにリンクされておりますので、関心のある方は閲覧してみてください。
また、海外からの講師を招いたシンポジウムや、関係学会との共催によるセミナーなども行っています。

冬の研究フォーラムを開催しました

12月7日経済経営研究所 冬の研究フォーラムを開催しました。今回は、経済経営学部の熊谷礼子教授が「厚生労働大臣感謝状」を、田中雅子教授が「経営哲学学会学会賞」を受賞されましたので、「受賞教員の報告」をテーマに実施しました。
熊谷教授は、10年にわたり奈良地方労働審議会委員、そのうち4年同審議会会長を務められ、 審議会全体の運営や議事進行に顕著な功績があったとして厚生労働大臣感謝状を授与されました。奈良地方労働審議会をはじめ、これまで多数の外部委員会で活動されています。 田中教授は、2022年度経営哲学学会で学会賞を受賞されました。本研究は、Lave & Wenger (1991)の「正統的周辺参加」を理論枠に据え、経営者として「プロセス真っただ中」にいるオーナー企業の後継者である三代目にインタビューを実施し、彼の現在進行形で進んでいる経営理念を理解するプロセスを分析・検討されたものです。
田中ゼミの熱心なゼミ生の参加もあり、大変活発な質疑応答がなされました。ご参加下さいました教職員および学生の皆様、ありがとうございました。

日本マネジメント学会関西部会と帝塚山大学経済経営研究所との共催で研究会が開催されました

5月28日経済経営研究所では、日本マネジメント学会関西部会との共催で研究会を開催しました。今回は、「新進気鋭」というキーワードを設定して、日本マネジメント学会関西部会の会長を務める帝塚山大学経済経営学部田中雅子教授の司会のもと、学会・研究所・産業界から3つのホットなテーマでの研究発表が行われました。
第一報告は、日本マネジメント学会の田中克昌氏(文教大学)・首藤洋志氏(文教大学)・松井彩子氏(武蔵野大学)の共同研究で「専門職組織のダイバーシティ・マネジメントに関する一考察―出産及び育児が大手監査法人の女性公認会計士のキャリアパスにもたらす影響」というテーマで研究発表がありました。わが国でも女性活躍は喫緊の課題であり、改めて認識する機会にもなりました。
第二報告は、帝塚山大学経済経営研究所から川村哲也氏(帝塚山大学)による「クラウドファンディングに有効なインセンティブとは?―オンラインフィールド実験によるアプローチ―」というテーマで研究発表がありました。クラウドファンディングへの介入効果の要因について、実験および実証により得られた結果を詳細に説明して頂きました。
第三報告は、産業界から起業家である中須俊治氏(アフリカドッグス代表)を招聘して、「アフリカ×京都 元バンカーの挑戦」というテーマで講演を行って頂きました。中須氏は、トーゴ共和国に日本初の法人を設立し、地元である京都文化との掛け合わせの中で、新たな価値を生み出すことに邁進し、「みんなが笑って過ごせる世界」を目指して、熱い思いで日々活動されている姿に心を打たれました。
大変活発な質疑応答がなされた後に、コメンテーターとして日本マネジメント学会副会長の櫻澤仁氏、帝塚山大学経済経営学部長の日置慎治氏、および帝塚山大学経済経営学科長の熊谷礼子氏に参加して頂き、最後は日本マネジメント学会会長の松村洋平氏による挨拶で会は締めくくられました。