学部・大学院|人文科学研究科 臨床社会心理学専攻

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教員紹介

心理学専修 知覚心理学領域
教授 川合 悟

心理学で蓄積された人間の様々な行動や現象を、日々進歩し解明されつつある脳科学に照らし合わせて、心のしくみや個人差要因を考えることができるようにすることが、本専修の目的である。本領域では、感覚や知覚そのものの機構解明だけでなく、人間の基本的な運動や行動との情報のやりとりなどもテーマとして扱う。そのため、現在、運動感覚(Haptics)の1つである「重さ」の研究から、持ち上げ運動の力発揮機構と持ち上げ後に生じる重さとの関係を明らかにすることに挑戦している。

担当科目:心理科学基礎論、心理科学基礎実習、知覚心理学特殊講義など。

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心理学専修 社会心理学領域
教授 谷口淳一

友人関係や恋愛関係、職場の人間関係など、対人関係が円滑であることはほとんどの人が望むことであろうし、そのような対人関係の良好さが自己の認識をポジティブにすることも報告されている。ただし、対人関係が良好になることを優先して、他者に自らの偽の姿を示すことになれば、アイデンティティの確立が阻害され、自尊心の低下を招くことも考えられる。対人関係を良好にしながらも、その対人関係の中での自己をポジティブに捉えることができるような適切な相互作用のあり方について、特に他者が自分に対して抱くイメージをコントロールしようとする自己呈示に注目し検討していく。

担当科目:社会心理学特論、対人行動学特論、社会心理学特別演習など。

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心理学専修 社会心理学領域
教授 水野邦夫

良好な対人関係を形成・維持していくのにさまざまな要因が関与していることは言うまでもないが、特に、個人の内的要因――パーソナリティや社会的スキル、自尊感情、対人的信頼感といった、性格・能力・感情的要因――がどのように関与しているかについて、主に若年層(青年後期)を対象に研究を行っている。また、単に関与要因の検討に留まらず、グループ体験(構成的グループ・エンカウンター)を通じて、個人内にどのような変化が現れ、自己概念の形成にどのような影響を及ぼし、それが良好な対人関係の形成・維持にどのように関わっていくのかについても検討している。

担当科目:パーソナリティ心理学特論、心理学研究法特論、社会心理学特殊講義など。

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心理学専修 交通心理領域
教授 蓮花一己

交通社会において、事故防止にとどまらず、快適なモビリティ(移動)環境の創造が求められている。そのため、交通心理学の研究課題は、歩行者や自転車利用者から自動車ドライバーまでの交通参加者の心理と行動を理解し、事故発生のメカニズムを解明し、教育や環境整備の取組みを実践することである。子どもや高齢者のような年齢層ごとに多くの課題があり、歩行や自動車運転といった手段ごとのリスク要因を解明する研究を実施している。交通心理学では、工学や医学、行政機関などと共同して、21世紀に求められる新たな交通社会を創造する取組みを実践する。

担当科目:交通心理学特論、交通心理学特別研究演習、心理応用実習など。

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臨床心理学専修 臨床発達心理学領域
教授 大久保純一郎

人のこころの問題と発達は切り離すことが難しい。こころの発達の途上における問題が,こどもや青年のこころの問題を引き起こす。また,発達の遅延や偏り(発達障害)が二次的障害を引き起こしていく。臨床発達心理学は,これらのこころの問題にアプローチしている。最近は,成人の発達障害への支援が重要課題となっている。私たちの研究室も,児童青年期ばかりでなく,成人期への支援についても研究・実践している。また,発達的問題へ対応する場合,心理査定が重要事項であり,検査や心理査定についても研究を深めている。

担当科目:臨床心理査定演習Ⅱ、障害者心理学特論、臨床心理学特別研究演習など。

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臨床心理学専修 老年心理臨床領域
教授 奥村由美子

老年心理臨床の領域では、様々な状態にある高齢者への理解や支援を中心に、他世代の人たちの高齢者への理解やかかわりにも焦点をあて、様々な側面から高齢者にとってのより良い生活について考えていくことが課題である。
たとえば認知症高齢者は、認知機能の低下のために日常生活での支障が増えていく。薬物的治療とともに様々な非薬物的治療が実践されているが、現時点では実証性の不足が指摘され、臨床や介護の現場でも活用のためにより具体的な方向性の示唆が求められている。
高齢者が、その人らしく心地よく暮らすことに役立つ心理的支援について検討し、実践していくことを目指す。

担当科目:老年心理学特論、健康心理学特論、臨床心理面接特論、臨床心理学特別演習など。

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臨床心理学専修 心理的地域支援領域
教授 神澤 創

個人心理療法から地域支援に至るまで、心理臨床活動の分野は多岐にわたり、そのフィールドは病院などの医療機関、学校や児童施設、保健所や障害者施設などと極めて広範なものになっている。求められる現場へのアウトリーチは今や当然のことであり、自殺対策や虐待問題など、緊急の対応を迫られる課題も山積している。これらの問題の解決を図るためには、カウンセリングやコンサルテーションなど様々な援助技法の活用が求められるとともに、調査や啓発事業などを通じた予防的な活動を推進していく必要がある。今後も、個人とそのコミュニティへの働きかけに寄与するアプローチの実践と開発を続けてゆきたい。

担当科目:臨床心理地域援助特論、臨床心理学特論Ⅰ、心理療法特論、臨床心理学特別演習など。

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臨床心理学専修 学校臨床心理学領域
准教授 中地展生

学校現場におけるさまざまな課題のなかでも、不登校やひきこもりのケースでは、「個人」だけでなく「家族への支援」や「地域資源(相談機関、大学など)」を視野に入れる必要がある。そして、具体的な臨床心理学的支援の段階では、個人を対象としたカウンセリングや遊戯療法に加えて、同じ悩みをもつ親たちへのサポート・グループや学校内外での大学生ボランティアの活用など、ケースに応じて効果的な支援手法を選択することが求められる。このような学校臨床におけるカウンセリングやグループ・アプローチ、ボランティアの活用などが、クライエント及びその家族システムにどのような影響を与えるのかを明らかにする実践的な研究を行っている。

担当科目:学校臨床心理学特論、臨床心理面接特論など

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臨床心理学専修 アドベンチャー・カウンセリング、動物介在活動領域
准教授 宮川治樹

人々の日々の暮らしを豊かにし健全な人間関係を育む知恵や工夫を、その場の状況や相手の状態に応じて意図的に提供することが「心理臨床」だと考えています。それぞれの心身の状況、それぞれの年齢、それぞれの社会的背景を持ったさまざまな人々の各人各様の個別的な状況に応じて、それぞれの認知、感情、行動に配慮した効果的な対人支援の在り方を工夫し実践することが中心テーマです。ワークショップ、自然体験活動、動物介在活動、アドベンチャー・カウンセリングなど体験学習法を基礎にした、個人の成長と集団の発展を支援する方法について実践を通して研究しています。研究活動には、固定観念や先行理論にとらわれない多角的な観点と柔軟な姿勢で現実を冷静に見つめること、何事にも主体的・積極的にかかわろうとする姿勢と遊び心、元気なやる気、創意、工夫、努力が必要だと考えています。

担当科目:臨床心理査定演習Ⅰ、臨床心理実習、臨床心理学特別研究演習など。

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