学生の学力を高めるためには、授業内容や教育方法の改善・向上を繰り返していく必要があります。教員同士、教員と学生が互いに意見を交わしながら、教育の質を高めていけるように、本学は全学教育開発センターを設置。教員向けの講演会や授業研修会・研究会を開催し、学びを通した絆を深めています。
全学的な教育施策の企画及び開発、教育活動の継続的な整備・改善の推進及び支援、並びにFD推進の企画及び大学教育の充実と発展に寄与することを目的とします。
FDとはファカルティ・ディベロップメント(Faculty Development)の略で、大学教員の教育上の資質向上のための活動のことです。本学におけるFDの定義とは、特に「授業内容・方法を改善し、向上させるための組織的な取組み」のことを指し、大学改革の実施における重要な要素と理解しています。
他の教員の授業での取組を参観し、自分の授業方法の参考としてもらうために、前期と後期に公開授業を行っています。前期は、6月・7月に各学部から選出された教員が月1回:合計2回実施します。その後、公開授業終了後に実施される教授会等において、参加者が当該学部の公開授業について報告します。後期は、全専任教員が公開に不適当な科目(衛生管理が必要な食物栄養関係の実習など)を除いて授業を公開すること、及び1科目以上の参観を義務づけています。
前期と後期の2回に、全教員(専任教員・非常勤講師)を対象に授業改善アンケートを実施しています。終了後に結果を報告書として刊行し、全教職員へ配付するとともに図書館に配架します。学生の閲覧も可能です。また、アンケートの結果をふまえて、どのように今後の授業改善に生かすのかを学生に説明してもらうとともに、その内容を学内webで学生及び教職員に公開しています。
学生を対象に、授業改善アンケートの取組等を中心に、教育環境全般に関して意見を聞く学生ヒアリングを実施しています。
年2回程度、学内外からFD関係の講師を招き、教職員を対象に講演ワークショップを行います。外部FDフォーラム等へも参加します。
教職員の研修会への参加を促します。
年1回、FD関係の取り組みの成果をまとめたFD報告集を刊行しています。
※2017年度以前は冊子を発行しています。