就職・資格

ご家庭での就活サポートのポイント

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就職活動期間中に父母等の方々が子どもをどう支えるべきか、正解はありませんが、最大の応援は、話を聞いてあげることです。学生が就職活動中の親とのやり取りで嬉しかったことの多くに「批判せず、否定せずに応援してくれた。聞き役に徹してくれた。」「うまくいってなかったとき、何気ない話題で話しかけてくれて、話すきっかけをくれた親の優しさがうれしかった。」など、具体的な指南よりも、まず黙って話を聞いてくれたことをあげています。就職活動がうまくいかずに、閉塞感が立ち込めているときも、自分の話に耳を傾けてくれるだけで、”受け入れてくれる人がここにいる”という勇気づけになります。
一番身近で、最強のサポーターとして、就職活動生の心の支えとなってあげてください。

父母等の皆さまができる就活サポート

一番の理解者として自信を与えてあげる

就職活動では頑張りが成果に結びつかないこともあります。そんなとき、一番の理解者である父母等の皆様が「大丈夫。自信をもって。」と言ってあげるだけで、本人の気持ちはずいぶん楽になるものです

経済的に支えてあげる(就職活動資金の援助)

スーツなどの身だしなみから、スマホ代など、就職活動中はなにかと費用がかかります。就職情報会社の調べでは、平均14~15万円ともいわれ、就職活動が長引けばかかる費用も増加します。いざというときのご支援をお願いいたします。

子どもの意思を理解し、尊重してあげる

父母等の皆様の発言は想像以上に影響力があります。本人が「〇〇社に決めようと思う。」と話したことを頭ごなしに否定したり、父母等の皆様の意思を押しつけたりせずに「なぜ、そう考えるのか。」といった理由やプロセスを重要視してください。

「おつかれさま」とねぎらいの言葉をかけてあげる

気が張っている日々を過ごす就職活動生にとって家庭は緊張感から解放されてホッと一息つける場であり、気分転換を図る場所なのです。就職活動中は、温かい雰囲気で「おつかれさま」とねぎらいの言葉をかけて迎えてあげてください。

安心して帰ってこられる場所をつくってあげる

就職活動での厳しい状況を和らげるため、温かい食事を用意し、学生本人がリラックスできる環境をつくってください。心と身体を休め、「よし、また就活がんばろう。」とリフレッシュできるご家庭の雰囲気づくりをお願いいたします。

こんな対応はNG!/言ってはいけないNGワード

初めての経験に戸惑い、なかなか思い通りに進まない就職活動。長く厳しい就職活動の時期は、何気ない一言で傷ついたり、やる気を失ってしまうことがあります。父母等の皆様の考えを一方的に押し付けたり、誰かと比較したり、プレッシャーを与えたり、逆に甘えの気持ちを引き起こすような一言は避けるように心がけましょう。

  • 「中小企業じゃなくて大手企業に就職しなさい」
  • 「そんな会社聞いたこともない。もっと有名な会社にしなさい」
  • 「それ、何の会社?一生勤める価値のある会社なのか?」
  • 「(テレビのCMなどを見て)この会社よさそうじゃない」
  • 「お前に営業の仕事は向いてないよ」
  • 「安定しているから公務員になりなさい」
  • 「就活はどう?」「内定もらった?」「こらからどうするの?」(繰り返し尋ねる)
  • 「頑張りがまだまだ足りないんじゃないか?」
  • 「〇〇さんは、内定もらったんだって!あなたはまだなの?」
  • 「やりたいことが見つからないなら就職浪人して来年再チャレンジすれば?」
  • 「希望する企業に就職できなければフリーターになってもいいよ」

納得いく就職活動のために

3年生から始まる、準備期間を含めた長い「就職活動」を納得して終えるため、ご家庭の皆様の力強いサポートとバックアップをお願いいたします。