学部・大学院|人文科学研究科 日本伝統文化専攻

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専攻の構成と特色

カリキュラムの特色

本専攻には、博士前期課程(2年)と博士後期課程(3年)の二つの課程を置いています。
前期課程修了時には「修士(文学)」の学位が授与されるが、本専攻では「高度な専門職業人」や「学際的視野に立つ研究者」を目指すには、前期課程修了ののち、さらに博士後期課程における修学と研究の蓄積を経て、最終的に「博士(文学)」の学位取得を目指すことを、重要な要件の一つと考えています。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

博士前期課程
  1. 総体として、個別もしくは少人数を対象とする専門的内容による、アクティブで、きめ細やかな教育を行い、学位論文作成に必要な能力や、表現・発信能力、主体的に学ぶ能力、専門的協働のための能力の養成をはかり、倫理観や責任感を涵養する。
  2. 基礎科目として、学際的視野を養うための「日本伝統文化特論」と奈良及び周辺地域の有形・無形文化財を対象とするフィールドワークとしての「奈良学特論」を置く。
  3. 民俗学、考古学(歴史考古学)、美術史学、文献史学(古代史・中世史)、古典文学を専門分野として、それぞれの体系性に基づき、必修科目や選択科目を設置する。
  4. 各専門分野の研究指導科目として「演習」を置き(2年間の履修で8単位を認定する)、その担当教員が指導教員となり、学習や研究を指導する。
  5. 関連講義科目として各分野の講義科目「特論」を置く。各科目をⅠ群(民俗学)、Ⅱ群(考古学)、Ⅲ群(美術史学)、Ⅳ群(文献史学)、Ⅴ群(古典文学)の5群に分類する。
  6. 関連講義科目について、「演習」の領域と対応する群より4科目8単位以上の修得を課す。
  7. 学外講師を招へいしての日本伝統文化に関する総合的もしくは専門的な教育を行う。
博士後期課程
  1. 総体として、個別もしくは少人数を対象とする、より高度な専門的内容による、アクティブで、きめ細やかな教育を行い、学位論文作成に必要な能力や、表現・発信能力、主体的に学ぶ能力、専門的協働のための能力の養成をはかり、倫理観や責任感を涵養する。
  2. 民俗学、考古学(寺院史)、美術史学(仏教美術史)、文献史学(日本文化史)、古典文学を専門分野としてそれぞれの体系性に基づき、必修科目や選択科目を設置する。
  3. 各専門分野の研究指導科目の「特殊研究」を置き(3年間の履修で4単位を認定する)、その担当教員が指導教員となり、研究を指導する。
  4. 関連講義科目として各分野の「特殊講義」を置く。「特殊講義」について、「特殊研究」の領域と対応する科目4単位の修得を課す。
  5. 学外講師を招へいしての日本伝統文化に関する総合的もしくは専門的な教育を行う。

研究分野と授業科目構成

日本伝統文化専攻博士前期課程 【平成28年度実績】

授業科目配当年次単位数担当者
基礎科目日本伝統文化特論1・22大学院担当専任教員
奈良学特論1・22大学院担当専任教員
研究指導科目民俗学演習1~28 高田 照世
考古学演習1~28清水 昭博
美術史演習1~28 杉崎 貴英
東洋文化史演習 1~2 8 西山 厚
日本史演習1~28鷺森 浩幸
関連講義科目Ⅰ群 民俗学特論A・B1・22高田 照世
民俗芸能特論A・B1・22勝部 月子
民俗宗教特論A・B1・22上別府 茂
民俗技術特論A・B1・22赤田 光男
Ⅱ群 歴史考古学特論A・B1・22清水 昭博
原史考古学特論A・B1・22 平成27年度不開講
古代仏教史特論A・B1・22若井 敏明
都城史特論A・B1・22清水 昭博
Ⅲ群 美術史特論A・B1・22杉崎 貴英
絵画史特論A・B1・22平成27年度不開講
彫刻史特論A・B1・22平成27年度不開講
工芸史特論A・B1・22平成27年度不開講
Ⅳ群 古代史特論A・B1・22鷺森 浩幸
中世史特論A・B1・22源城 政好
近世史特論A・B1・22 谷山 正道
都市社会史特論A・B1・22平成27年度不開講
Ⅴ群 演劇学特論A・B1・22後藤 博子
古典文学特論A・B1・22清水 婦久子
東アジア文化交流史特論A・B1・22千賀 久
特別科目特殊講義22 

平成28年度 人文科学研究科日本伝統文化専攻博士後期課程(実績)

授業科目 配当年次 単位数 担当者
研究指導科目 民俗学特殊研究 1~3 4 高田 照世
寺院史特殊研究 1~3 4 清水 昭博
仏教美術史特殊研究 1~3 4 平成28年度不開講
古代文化史特殊研究 1~3 4 平成28年度不開講
中世文化史特殊研究 1~3 4 平成28年度不開講
関連講義科目 古典文学特殊講義 1・2・3 4 平成28年度不開講
民俗芸能特殊講義 1・2・3 4 勝部 月子
民俗宗教特殊講義 1・2・3 4 赤田 光男
東アジア文化交流史特殊講義 1・2・3 4 平成28年度不開講
東洋美術史特殊講義 1・2・3 4 平成28年度不開講

コースワークの充実

本専攻では、前期課程において、「学際的視野の育成」を実質的に強化することを目的として、複数の科目等を通して体系的に履修するコースワークの充実を図っています。これは、基本的にシラバスで示された講義計画に沿って学修し、それぞれの科目が掲げる目標に到達するよう知識を蓄積し、あわせてその分野における研究法を身につけるものです。これに対し、指導担当の助言・指導を受けながら、自らの研究テーマを追究していくのがリサーチワークで、研究指導科目に配当される「演習」がこれに当たります。
前期課程の必修科目である「基礎科目」に配当される「日本伝統文化特論」と「奈良学特論」は、本専攻独自の特色ある科目で、このうち「日本伝統文化特論」は、各分野の専任教員が2~3コマずつ担当し、それぞれの分野における研究法、現在の研究動向、基本的文献の提示・読解等を行います。これによって、自らの研究分野以外の諸学にも触れながら、学際的視野を広げることが可能です。
「奈良学特論」は、同じく各分野の教員が担当するフィールドワークを中心とした科目で、「奈良」に所在する有形・無形の文化財を「教材」として、各分野の調査・研究法の基礎を実践的に身につける科目で、コースワークと次に見るリサーチワーク科目との中間的な内容となっています。いずれの科目も「高度な専門職業人(教育委員会等の文化財担当技師や博物館学芸員)」や「学際的視野に立つ研究者」には必須の知識・能力を養うユニークな科目であり、前期課程の1年次に履修することを原則としています。
前期課程のⅠ~Ⅳ群に配当された「民俗学特論」「考古学特論」「美術史特論」「日本史特論」「古典文学特論」は、コースワークの基盤となる科目で、基礎的知識の確認を中心に行います。その他、Ⅰ~Ⅴ群に配当される科目は、各分野における各論的講義であり、研究の展開と深化に資する科目です。

セメスター制度

本専攻では、学修の進捗度や理解度を的確に把握するために、上記のコースワーク科目は、全てセメスター制度(前・後期制)を導入しています。履修した科目は、講義・演習時や学期末において、学修の到達度をはかるためのレポート、口頭発表等の課題、試験によって総合的に判断され、一定レベルに到達していないと認められた場合には、再履修が求められます。

ティーチング・アシスタント制度

本専攻では、自らの研究を遂行するだけでなく、修得した知識や経験を後輩学生へ還元し、あわせて専門教育の方法等を学ぶために、主として専任教員が担当する講義・演習・実習科目において、ティーチング・アシスタントの制度を導入しています。

計画的なリサーチワークの構築

一方で、「高度な専門職業人」「専門分野における研究者」を育成するためには、各専門分野における徹底的な研究指導を行う、継続的なリサーチワークが重要であることはいうまでもありません。前期課程における「演習」、後期課程における「特殊研究」は、リサーチワークの基幹科目で、修士論文、博士論文をはじめとする学術論文の指導・検証、各分野における研究法・調査法の指導はもとより、高次の研究に進捗できるよう徹底的な個人指導を行います。
とくに後期課程は、高次の研究者養成を目指すため、精緻なリサーチワークを重視しているが、必要に応じて前期課程に配当される科目を履修することも可能となっています。
各課程のカリキュラムについては、科目表・シラバスを参照してください。

リサーチ・アシスタント制度

本専攻の後期課程では、学生の調査・研究能力の向上と、諸研究の企図・実施を確実に遂行する能力を養成するため、専任教員ともに調査・研究を行い、あるいは専任教員が参画するプロジェクトの一員として参加するリサーチ・アシスタントの制度を導入しています。リサーチ・アシスタントには、規定により所要の交通費や日当等が補助される場合があります。

大学院インターンシップ制度

後期課程の学生を対象とする制度で、博物館・研究所等において一定期間、学芸員・研究員のもとで実際にインターンとして、当該施設の業務に携わり、最先端の環境において、研究・教育の実際を修得するものです。派遣施設は、本学と提携した主として奈良県内の国・公立の施設で学内審査ののち派遣学生が選出されます。(平成24年度実績:奈良県立民俗博物館)

ポートフォリオによる研究進捗度の把握

本専攻では、全ての大学院生の調査・研究の進捗度を把握するため、学生個別にポートフォリオを作成しています。学生は年度の初め(4月)に指導教員と相談の上「研究計画書」を提出し、年度末(3月)に「研究報告書」の提出が義務付けられます。また、在学中に履修した科目の成績、ティーチング・アシスタント、リサーチ・アシスタント、インターンシップ等の活動実績、学会・研究会・学内発表等で配布したレジュメ・資料、刊行物へ掲載された論文抜き摺り等はすべてこのポートフォリオに一元的に蓄積し、必要に応じて担当教員の所見や指導歴が加えられます。また、このポートフォリオの内容は随時、専任教員間で閲覧し、必要に応じ学際的視点での助言・指導が行われます。
このポートフォリオは、博士学位取得まで保管されます。

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