特別展示


第32回特別展示「瓦のある風景―歴史のなかの瓦たち―」

 帝塚山大学では東アジアを中心とした世界各地の古代から現代にいたる古瓦を所蔵しています。瓦は古今東西で屋根を覆う材として作られたものですが、遺跡から出土する瓦はその遺跡の歴史を語る、歴史の生き証人ともいえます。 さて、本年は「平成」から「令和」へと時代が変わる、大きな転換の年であります。今回の特別展示では「時代」に注目し、各時代につくられた古瓦とともに、原始・古代から近代までの日本史を振り返ってみることにしました。
 倭の五王、大化改新、平城京遷都、院政、豊臣秀吉の天下統一、明治維新…。これらは高校の教科書にも登場する日本史の重要な出来事です。
 本展示では、倭の五王の時代の中国の瓦や、明治維新の舞台となった江戸城(皇居)の鯱瓦など、日本史上の重要な出来事が起こった時、人々のおこないを屋根の上から遠目に眺めていた各時代の古瓦たちをご紹介します。
 この機会に、古き時代に生まれ、人々の歴史に寄り添い、現代まで生き残った魅力ある瓦の姿をぜひご覧ください。
展示/開催期間 令和元年5月25日(土)~7月27日(土)
休館日 日曜・祝日
展示解説 5月25日(土)・7月6日(土) 各日午後3時45分~4時15分6月15日(土)午後1時から1時30分
建康城の蓮華文軒丸瓦 中国南京市・南北朝(南朝)時代
山田寺の蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市・飛鳥時代
弘道館孔子廟の鬼犾頭(複製)茨城県水戸市・現代(原品は江戸時代)

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