建物の壁や床を覆う建築材のタイル。その歴史は古く、4650年前につくられたエジプトのピラミッドにその使用が確認できます。また、タイルと同様の建築材を中国では塼(せん)といい、約2400年前にはじまる戦国時代の宮殿の床敷きや排水溝にその姿をみることができます。その後、漢代(BC206~AD220)に「塼文化」は大きく発展し、城壁や家屋、墓室など多様な施設に使用されました。日本には仏教建築の技術とともに6世紀末ころに朝鮮半島から伝えられたものとみられます。今回の特別展示では、本学が所蔵する瓦コレクションのなかから東アジア各地の様々な塼をとりあげ、その歴史と美しさを皆様にご紹介したいと思います。
展示/開催期間 |
平成27年11月14日(土)~12月19日(土)午前9時30分~午後4時30分 |
休館日 |
日曜・祝日 《ただし11月22日(日)・23日(月)は大学祭のため開館。24日(火)は休館。》 ※市民大学講座開講日につきましては午後12時30分から午後3時45分まで附属博物館を一時閉館いたします。見学をご希望の方は、講座会場までお越しください。 |
展示解説 |
11月21日(土)・12月12日(土) いずれも午後3時45分~ |
関連講座 |
[関連講座] 市民大学講座(帝塚山大学考古学研究所・附属博物館共催)※申込不要・参加無料
会場 いずれも帝塚山大学奈良・東生駒キャンパス5号館5104教室
「遣唐使、海を渡る。それから1300年―阿倍仲麻呂・吉備真備・玄昉選ばれる―」
講師 甲斐 弓子 氏 (帝塚山大学考古学研究所特別研究員 )
日時 11月14日(土) 午後2時~3時30分
「アジアの?仏-その広がりと伝播が教えてくれること-」
講師 白井 陽子 氏 (米国・UCLA大学)
日時 11月21日(土) 午後2時~3時30分
「楽浪郡と弥生時代の『倭』」
講師 川上 洋一 氏 (奈良県教育委員会)
日時 12月12日(土) 午後2時~3時30分
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