当館には日本や朝鮮半島、中国で約三千年前から現代までにつくられた古瓦が約7500点あります。そうした古瓦を観察すると、瓦をつくるときに残された道具や人の指などの痕跡がみられます。また、そうした痕跡を丹念に調べていくと、古代の人々がどのような方法で瓦をつくっていたのか、何を考えて瓦をつくっていたのか想像することができる場合もあります。なかには、「えっ?これでいいの?」と思わず笑いたくなるようなものもあります。本展では当館所蔵の古瓦のなか、瓦をつくった古代の人々の姿やその知恵がイメージできる資料を厳選して展示します。
展示/開催期間 |
平成27年4月25日(土)~5月30日(土) 9:30~16:30 |
休館日 |
日曜・祝日《ただし4月29日(水)は開館。4月30日(木)・5月1日(金)は休館。》 |
展示解説 |
午後3時45分~《4月25日(土)・5月16日(土)・30日(土)》 |
関連講座 |
[関連講座] 帝塚山大学考古学研究所・附属博物館共催 市民大学講座
時 間:各回 午後2時~3時30分 ※申込不要・参加無料
会 場:帝塚山大学 奈良・東生駒キャンパス 5号館5104教室
4月25日(土) 清水 昭博 (帝塚山大学)
「『えっ?これでいいの?』古代人―瓦にみる古代人の知恵―」
5月30日(土) 甲斐 弓子 氏
(帝塚山学園史料室特別研究員・考古学研究所特別研究員)
「森郁夫博士三周忌にこころして 越中国司・大伴家持と国分寺造営」
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