特別展示
特別展示
日本の風景に欠くことのできない瓦屋根。その歴史は今から3000年以上も前に中国で始まりました。その後、中国で誕生した瓦は周辺の国々にも広まり、日本へも約1400年前に朝鮮半島を経由して伝えられました。 帝塚山大学附属博物館では、昨年度より「瓦の来た道」と題した特別展示を企画し、中国、朝鮮瓦の歴史をたどってきました。「瓦の来た道」シリーズ三回目の総集編である今回は中国で誕生し、朝鮮半島を経て、日本へやってきた東アジアの瓦の歴史を振り返ってみたいと思います。 帝塚山大学は本年、創立五十周年を迎えます。また、附属博物館も開館十周年を迎えることができました。そうしたことから今回は、附属博物館が所蔵する古瓦コレクションを中心に50点を厳選し、展示を計画いたしました。 長い時を経て帝塚山大学に集った瓦たち。彼らの語る瓦の歴史をぜひご覧いただきたいと思います。