特別展示


第19回 特別展示 「寧楽美術館所蔵の瓦」

寧楽美術館は、国の名勝に指定されている庭園の依水園の中にあります。依水園は、昭和14年に整備された回遊式借景庭園で、まことに美しく静かなたたずまいのお庭です。その依水園のなかに寧楽美術館があります。昭和49年に開館されました。所蔵資料は戦前に中村家が三代にわたって収集されたもので、もともと1万点以上ありましたが、戦災をまぬがれたもの約2千数百点を所蔵しています。それらは中国古代の青銅器・古鏡・古銅印、そして中国・朝鮮・日本の陶磁器などで、重要文化財に指定されている田能村竹田の画帳「亦復一楽帳」もあります。 それらの中に古瓦類が200点ほど含まれています。平安時代以降のものが若干含まれていますが、おおむね白鳳時代と奈良時代のもので、大和中心の資料であるところに特徴があります。今年度、寧楽美術館所蔵瓦を調査させていただくことになり、その機会に多くの人々に御覧頂こうと考え今回の特別展示を計画いたしました。
 今回の展示にあたりまして、資料調査にご協力いただきました、帝塚山大学歴史考古学研究会会員の皆様方、そして寧楽美術館の中村記久子館長をはじめ、館の方々にお世話になりましたことに感謝申し上げます。
展示/開催期間 平成24年10月27日(土) ~ 11月24日(土)
展示解説 10月27日(土)・11月10日(土)・11月24日(土)15:45~10月30日(火)・11月13日(火) 13:45~
その他・資料 その他・資料
山村廃寺出土軒瓦(白鳳時代)
興福寺軒瓦(奈良時代)

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