平城遷都に伴って、大極殿をはじめとする壮大な建物が数多く建てられました。その建物に葺き上げる瓦は、およそ700万枚必要だったろうとの計算もあります。その瓦生産の場所として、奈良山丘陵が選ばれました。ここには良質な粘土、豊富な谷川の水があり、そして燃料となる灌木が生い茂っていました。瓦窯を築く絶好の地でした。おそらく、平城宮予定地で地鎮祭が行われた直後から窯を築きはじめ、夜を日に継いで瓦作りの作業が続けられたことと思われます。この地では、奈良時代を通じて瓦生産が行われました。
| 展示/開催期間 |
平成22年10月4日(月)~ 10月30日(土) |
| 休館日 |
日曜・祝日(但し、10・11日は大学祭のため開館します) |
展示解説 |
10月5日(火)・11日(月) 13:20~
10月23日(土)・30日(土) 15:45~
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| 関連講座 |
市民大学講座
・10月23日(土)
「奈良時代の瓦コンビナート-瓦からみた奈良山瓦窯群-」
原田 憲二郎 氏(奈良市埋蔵文化財調査センター)
・10月30日(土)
「土をこねる、瓦を焼く」
石井 清司 氏(財 京都市埋蔵文化財調査研究センター)
※ 各回 14:00~15:30
会場 : 帝塚山大学東生駒キャンパス 5号館 5104教室
詳細は左の「公開講座」をクリックしてください。
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| その他・資料 |
その他・資料
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- 平城宮初期の軒瓦(丸瓦)
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- 平城宮初期の軒瓦 (平瓦)