今年4月に、法隆寺髙田良信長老様から多くの資料を御寄贈いただきました。それらは、長老様が長年かかってお集めになったもので、古代中国の瓦蝪シ類が中心ですが、新羅の瓦蝪シ類、中国や韓国の青銅器、古代中国の鏡などを含んでおり、きわめて多岐にわたるものです。瓦類の中には、中国で初めて丸瓦の先端に文様部を付けるようになった、戦国時代に作られた半円形の半瓦当や、吉祥の文字を文様面にあらわした、漢代の軒丸瓦が数多く含まれています。 今回、それらの資料を広く公開する目的で特別展示を開催することにしました。これらの資料は、展示だけでなく、教育そして研究資料として今後充分に活用させていただく所存です。
髙田長老様に厚く御礼を申し上げます。
展示/開催期間 |
平成21年10月15日(木)~ 11月14日(土) |
展示解説 |
10月17日(土) 15:45~
11月7日(土) 15:45~
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- 【「長楽未央」銘軒丸瓦】(漢)
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- 【饕餮文半瓦当】(戦国)
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- 【熨斗】(西晋)
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- 【宝相華文塼】(統一新羅)