わが国では弥生時代 にはじめて鏡がもたらされ、以来、様々な鏡式の鏡が製作されてきました。室町時代に入ると鏡をさらに持ちやすくするため、長柄を付けた柄鏡が登場します。柄鏡はそれまでの円鏡に代わって和鏡の主流となり、江戸時代に入ると柄鏡は人々の間に広く普及し愛用されるようになります。 今回の特別展示では江戸時代に製作された本学所蔵の柄鏡を展示します。柄鏡には実に様々な文様や図柄が自由闊達に刻まれており、それらを通じて江戸時代の人々の美意識に触れるとともに、その中に込められた想いを感じ取っていただければ幸いです。
展示/開催期間 |
平成21年6月19日(金)~ 7月22日(水) |
展示解説 |
6月23日(火)・30日(火)、7月7日(火) 13:45~
7月11日(土) 15:45~
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- 【藤棚図柄鏡】(江戸時代)
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- 【橘鳳凰図柄鏡】(江戸時代)