近世に入ると、寺社所蔵の宝物を他所へ赴き公開する出開帳が盛んに行なわれ、その際、 出品する宝物を描いた宝物図絵が制作されるようになります。 宝物図絵には、宝物の形・彩色のもならず寸法や材質についても詳細に記しているため、 現存する宝物との比較や、当時どのような宝物があったのか知ることができます。
今回の特別展示では、わが国古代仏教美術を代表する法隆寺献納宝物・正倉院宝物を 描いた宝物図絵を中心に展示します。この展観を通じて、古の宝物の素晴らしさや、信仰の姿を 感じ取っていただければ幸いです。
展示/開催期間 |
平成20年4月7日(月)~ 5月10日(土) |
-
- 法隆寺宝物図