鏡は本来、姿を写す道具であるが、古代においては、まじないの品であった。「もの」が映る ということに霊力を感じたのであろう。日本人はもともと鏡を好んだようで、弥生時代の墳墓や、 その後の古墳から数多く出土する。その多くが青銅や白銅で作られた中国製のもので、「内行花文 鏡」「海獣葡萄鏡」等、背面の文様によって色々な名前がつけられている。中国製の鏡から「型」 をおこしてわが国でつくられたものも、数多く出土するが、文様がくずれてしまったものが見られる。
展示/開催期間 |
平成18年4月13日(木)~ 5月27日(土) |
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- 方格葉文鏡【当館所蔵】
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- 海獣葡萄鏡【当館所蔵】