紀元前5世紀頃、日本列島に大きな変化が訪れました。稲作技術の伝来です。 日本人が水田を耕し初めて米を食べるようになりました。この技術は次第に広がっていき、 紀元前後頃には東北地方でも稲作が行われるようになりました。この時代を弥生時代と呼びます。
弥生時代はのどかな田園風景が広がっていたというイメージがあります。しかし農耕によって生み出された 貯えをめぐって、壮絶な戦いが行われた時代なのです。防御施設、環濠や柵をともなった集落が営まれました。 こうして「ムラ」が発展して「クニ」が形づくられ邪馬台国のような大きな「国」が成立するようになり、中国の王朝との 交渉をもつようになりました。
今回の特別展示では、国指定史跡である田能遺跡と、銅鐸の鋳型が重要文化財に指定されている東奈良遺跡 から出土した資料を選びました。
展示/開催期間 |
平成16年4月1日(木)~30日(金) |
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- 石包丁(田能遺跡)
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- 壷(東奈良遺跡)
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- 木製腕輪(東奈良遺跡)