帝塚山大学附属博物館では本学考古学研究所と共同で奈良の伝統技術であり、当館所蔵品の主体を占める古瓦の研究や普及活動をおこなっています。その活動の一環として、去る3月3日(土)に本学学生を対象とした瓦職人体験の研修を兵庫県姫路市の光洋製瓦株式会社と姫路市埋蔵文化財センターで実施しました。
研修には博物館で自発的に瓦の整理作業の手伝いをしてくれている本学人文科学研究科の大学院生、文学部日本文化学科の学生など9名が参加しました。光洋製瓦株式会社では瓦職人体験として、いぶし瓦の説明、工場見学の後、実際の瓦づくりの仕事のうち、プレス・瓦みがき・熨斗割りの作業を体験し、学生たちは無心になって瓦づくりを楽しんでいました。
体験後は近在の姫路市埋蔵文化財センターに行き、開催中の「蕃神来臨-姫路の古代寺院-」を見学し、飛鳥時代にはじまる播磨の瓦づくりの伝統を学びました。春のように暖かな一日は瓦づくしの一日となりました。
☆-thumb-300x224-26065.jpg)
瓦をみがいています 瓦を半分に割っています(熨斗割り)

姫路の古代寺院展を見学しました 姫路市埋蔵文化財センター前で記念撮影