【会期】10月2日(月)~11月4日(土)
【内容】
日常的に着用され機能性が求められる野良着は、着ていた人の生活環境が色濃く表れます。作業で穴があけば裏から布を当て繕い、擦れるところは厚く補強し、目の粗い布には刺繍を施して防寒対策を行うなど、昔の人の生活環境と知恵が見えてきます。また、日常の衣服でありながらも、少しでも良いものを着るために様々なおしゃれの工夫が施されています。
今回の展覧会では帝塚山大学附属博物館が所蔵する、津軽裂織やこぎん刺し、アイヌ着物などといった野良着に関係する資料を中心に展示いたします。
「用の美」とも言える、地域の歴史と風土が育んだ美しい衣生活資料をご観覧ください。
令和5(2023)年2月24日(金)~3月18日(土) 9:30~16:30
明治から昭和戦前期にかけて――現在のようには、写真を手軽に撮ることがかなわなかった時代の資料からは、いにしえの奈良大和路の美に注がれた、熱いまなざしが感じられてきます。
今回の展示は、奈良の文化財をめぐって有名・無名の人びとが残したさまざまな成果――仏像写真、彩色文様の図譜、国宝彫刻の拓本、正倉院宝物の模写、肉筆画で彩られた研究ノートなど――を通じて、古代美探求のいとなみを見つめてみようとするものです。
令和5(2023)年1月10日(火)~2月10日(金) 9:30~16:30
今回の企画展は博物館実習生が計画・資料収集・広報・展示を行っています。
奈良県には、現在営業している生駒山上遊園地のほかに、かつてあやめ池遊園地や奈良ドリームランドといった遊園地が所在していました。今回の企画展では奈良県の遊園地の歴史に焦点を当て、当時のパンフレットや写真などの資料を展示いたします。