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2010年11月26日(金)

日本損害保険協会による特別講義「損害保険の基礎知識」を実施しました

11月5日(金)に「保険法」(担当者:福本葵教授)において、社団法人日本損害保険協会から山本武弘氏をお招きし、特別講義「損害保険の基礎知識」を実施しました。

講義では、保険の原理の説明から始まり、損害保険の起源、日本における損害保険の歴史、保険が社会で果たす役割をお話いただいた上で、保険に関する法律、とりわけ保険法についてその概要を解説いただきました。私たちは社会生活を営む中で、何かしらの形で保険とかかわりを持っています。その意味で、保険に関する法を正しく理解することは必要不可欠です。豊富な資料とパワーポイントを利用した講義は非常にわかりやすく、また、普段教室で学んでいる保険法を、実務家の観点から説明いただいたことで、学生は保険法が社会の中でどのような役割を果たしているのかをより一層明確に理解できたのではないでしょうか。

また、法学部/法政策学部には従来から、保険業界を志望する学生が少なからず在籍し、現に卒業生の中には保険業界で活躍をしている者も少なくありません。今回の特別講義は、将来、保険業界で仕事をしようと考えている学生にとっては、業界研究という意味でも有益なものとなったことでしょう。

本年4月に改組・発足した法学部は、

公務員コース

企業コース

暮らしの法コース

の3コースを設け、学生の目的意識に沿った学修ができるよう配慮しています。近年、「警察官なら帝塚山大学法学部」と本学部公務員コースの丁寧な指導は高い評価を頂いておりますが、本学部は公務員志望者のみならず、リーガルマインドを有したビジネスマンとして活躍することを目指す学生、法化社会の中で法的素養を生かすことを目指す学生に対しても、種々の課外講座のほか、今回のような特別講義などを通じてサポートをしています。これらの講座も活用し、学生が自分の「なりたい自分」を実現することを強く期待します。

丁寧に解説をしてくださる講師の山本氏