2015年6月17日(水)
研究室訪問!:羽渕先生
ときどきお伝えしている 研究室訪問 シリーズです。
第4弾の今回は・・

羽渕先生!
―ご専門は?
羽渕:憲法です。科目でいうと憲法入門と憲法、それに消防法事例演習とか公務員講座も担当してますよ。
―それってどんな科目ですか?
羽渕:憲法 は、国家権力を制限して国民の人権を守ろうとするものなんで、自分にはどんな権利が保障されているのかわかるようになります。
―公務員試験にも出題されますね
羽渕:だから、警察官・消防官志望の学生さんとか、公務員試験を受ける人には必須です。普段の授業では試験対策まではできないので、そういうのは 公務員講座 の方で勉強できるようにしています。
―消防法事例演習はどうですか?
羽渕:消防法事例演習 は、実際に消防の現場で起こりそうないろんな場面を想定して、法令で認められた範囲内でどこまでできるのか、どうすべきなのかということを議論しています。
―たとえば?
羽渕:消防っていうと「火事のときに火を消す」というイメージが強いと思いますけど、火を消しに行くには消防車を運転するし、消すときにはやむをえず周辺の家に立ち入らせてもらったり、消したあとには火災原因を調査したりするでしょ?
―そうですね
羽渕:緊急車両の優先通行権の限界はどこか、第三者にどこまで協力を求められるか、放火だった場合に消防と警察どちらに調査の優先権があるのか、どれも法令に根拠があるわけなんです。
―警察官志望の学生さんにとっても勉強になりそうですね
羽渕:消防法にも「警察官」というのは結構出てくるんですよ。
―羽渕ゼミはどんな感じですか?
羽渕:うちのゼミにはいろんな学生が来ますが、今年は行政書士志望の学生とか、警察官志望の学生とか。憲法、行政法の判例を読んだり、警察官志望の学生がいるので警察官職務執行法の判例を読んだりもしますよ。
というわけで、警察官・消防官志望の学生さんにとっては、避けてはとおれない先生のようです。日本全国に法学部はたくさんありますが、消防法を勉強できるところなんてほとんどありませんよ!
さて、例によって、羽渕ゼミの学生さんから見た羽渕先生とはどんな先生なのか、法学部非公式ブログでご紹介する予定です。こちらの方もご覧くださいね。
研究室訪問・番外編!:羽渕先生 ※6月20日公開予定!
【研究室訪問・バックナンバー】
消防法事例演習は、警察官志望の学生もたくさん受講しています!
消防法の条文を参照しながら勉強できる授業なんて、ほかにはありません!