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2023年12月29日(金)

【日本文化学科】奈良地域留学生交流推進会議「第23回外国人留学生スピーチ大会」で優勝!

文学部では今年度も、11月の虹色祭で行われる「留学生スピーチコンテスト」に向けた「スピコンサポートプロジェクト」を立ち上げ、取り組んできました。スピーチコンテストでは一昨年度、昨年度に続いて、プロジェクトに参加している文学部の留学生が優勝し、12月に行われる奈良地域留学生交流推進会議主催の「第23回外国人留学生スピーチ大会」に帝塚山大学の代表として出場することになりました。それを受けて、プロジェクトも引き続きミーティングを重ね、出場する留学生をサポートしてきました。

12/22(金)はいよいよ「第23回外国人留学生スピーチ大会」の本番です。スピーチ大会が始まるのに合わせて、文学部ではスピーチ大会の会場と演習室とを遠隔でつないでパブリックビューイングを行いました。

パブリックビューイングには、これまで留学生をサポートしてきたプロジェクトのメンバーのほか、授業の一環として留学生のスピーチの予行練習を聞いた「日本語概説B」(金曜4限)の履修者も応援に駆けつけてくれました。そして、それぞれの大学・大学院から出場している留学生のスピーチを、固唾をのんで見守りました。その結果、「関西弁でかまへん」というタイトルでスピーチを行った文学部の留学生が見事優勝しました。優勝がわかった瞬間、演習室には歓声が上がり、拍手をしてみんなで喜びを分かち合いました。

このプロジェクトは、留学生との相談を積み重ねる中で日本語や日本文化を教え、かつ、留学生がどのようなきっかけ・目的でどのように日本語を学んできたかや、どのような方法で教わったのか、日本語のどのようなところが難しいか、さらには、文化的背景や関心・言語がどのようなものであるかなどについて留学生から教わるという、相互の学びをねらいとして令和3年度からスタートしました。今年度は留学生6名と、日本語教員養成プログラムに参加している3年生2名のほか、日本語教育・異文化交流に関心のある2年生2名、さらには、一昨年度、昨年度に学内のスピーチコンテストに参加した留学生2名(うち1名は2年連続で優勝し、奈良地域留学生交流推進会議のスピーチ大会に出場して令和3年度に3位入賞)も過去の経験を生かしたサポート役として加わり、大所帯で一体となってスピーチに取り組みました。

プロジェクトでは月曜日のお昼休みに集まってミーティングを行い、留学生のスピーチがよりよいもの、より伝わりやすいものになるよう、スピーチのタイトルや言い回しから、スピーチをするときのジェスチャー・目の配り方まで何度も話し合いました。また、留学生と一般学生とが自分たちで時間を作ってスピーチ原稿の添削やスピーチ練習を行う様子も見られました。そこには、留学生が一般学生や先輩の留学生にアドバイスを求め、サポート側の学生が留学生の求めに応じられるよう考えるという、学生主体の学びが生まれていました。この学びが、今回の優勝という快挙につながりました。

文学部では次年度以降もスピコンプロジェクトの活動を行っていきます。下級生のみなさん、また、これから入学されるみなさんも、ぜひご参加ください。