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2025年6月5日(木)

産業・交通心理学研究実習を実施しました!

産業・交通心理学演習(森泉ゼミ)では、5月22日、6月5日において、3年生の実習の一環として、電動キックボードに関する実験、データ解析を実施しました。

これは、交通心理学においても重要な研究法である「実験法」を体験的に学習するものであり、応用心理学の1種である交通心理学において、文献講読や座学での講義と並んで、実際の交通行動を分析する貴重な機会となります。

今回の実習で扱った「電動キックボード」は、2023年7月に道路交通法が改正され、「特定小型原動機付自転車」に位置付けられ、新たなモビリティの1つとして注目されています。しかしながら、法改正後1年間での違反件数は信号無視や飲酒運転など21,000件以上報告されており、利用者の不安全な運転が問題視されています。

実習では、電動キックボードの利用者の不安全な心理について検討するため、ゼミ生が電動キックボードを実際に走行し、前方に配置された障害物に対してどんな回避行動をとるのか、歩行時と比較した実験を行いました。

授業の一環とはいえ、ゼミ生は初めて乗る電動キックボードに戸惑いながら、実験を楽しみつつ学びを深めていたようです。

ゼミ生たちは今後、実験データの統計解析結果を踏まえ、8月末にレポートを仕上げます。

 

障害物(三角コーン)を回避する様子

ウォーキングメジャーで距離を測定中