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2025年6月5日(木)

【心理学部】近藤ゼミ生が家裁見学!

6月5日、司法・犯罪心理学担当の近藤教授のゼミ生12人は、奈良家庭裁判所の見学をさせていただきました。
調査室などを拝見させていただき、現役の家裁調査官から家事事件や少年事件に関する家裁調査官の業務などについての説明もお聞きすることができました。

参加したゼミ生からは、次のような感想がありました。
・家庭裁判所は、ただ罰するのではなく、再出発できるように目指す仕組みになっていることが強く心に残りました。今回の見学を通じて、法律の重要性や家庭裁判所の存在意義を改めて理解すると共に、誰もが豊かな生活を過ごすために社会を根本から支えてくれる制度を学ぶ重要性について気付かされました。
・今回の見学を通して、家庭裁判所が少年や家族の更生・立ち直りを支援する場所であることを理解できました。家裁調査官の方々の専門性と人間性、そして施設全体の温かい配慮に触れることができました。
・人の心には言葉にできない感情があり、それを引き出すよう少年と関わる大変さが、難しく、やりがいでもあるのだと思いました。家裁調査官の方は、表面的な言葉だけでなく、その奥にある少年の本当の気持ちや背景を理解しようと努力されており、そのためには時間をかけて信頼関係を築くことが重要だということがよく分かりました。
・繊細で個人的な問題を扱う場であり、単に法律を適用するだけでなく、当事者の心情や背景にも配慮しながら判断が下されるシステムに人間味を感じました。
・子どもや関係者の心情に寄り添い、最善の改善策に向けて事案に真摯に向き合う姿勢に魅力を感じると共に、家裁調査官について詳しく理解することができました。責任が大きく大変な仕事ではあるが、誰かの人生の岐路に関われるやりがいのある職業だと思いました。

このように、家庭裁判所そして家裁調査官について、学びの多い機会となりました。