【大学院心理科学研究科】 こころのケアセンター研修会を開催しました

　3月2日（土）に白金高輪カウンセリングルームの東畑開人先生を講師としてお迎えし、帝塚山大学こころのケアセンター研修会を開催し、大学院生や研修生など約40名が参加しました。

　第１部として、東畑先生に「私が大学院で学べなかったこと」と題し、ご講演をいただきました。先生ご自身の大学院での体験と臨床家としてのご経験を踏まえて、心理の専門家としてのアイデンティティの前に現場の一員となること、その上で心理として何ができるかを考えることが職業人としての自信につながるという言葉が印象的でした。

　第２部として、帝塚山大学研修生の事例提供によるケースカンファレンスが行われました。事例についてフロアからも活発な意見が出る中で、東畑先生にコメントいただき、新しい視点を得るよい機会となりました。

　第１部、第２部通して３時間の研修会でしたが、あっという間に時間が過ぎ、大学院生にとって普段の学びの位置づけやこれから臨床家として進んでいくための道しるべとなる有意義な時間でした。