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2022年6月25日(土)
心理科学への道(2) 専攻の形
平成18(2006)に開設した人文科学研究科臨床社会心理学専攻は、京阪奈地域における1)子どもと保護者への発達教育支援を通じた地域の教育力の活性化、2)市民へのこころのケアと自立支援を通じた安心できる社会の創造を目的とした研究・教育の実現に向け、既存の学部・学科(人文科学部人間文化学科、心理福祉学部心理学科)をさらに発展させ、より高度な専門的職業人を育てることを目標としました。
具体的には臨床心理士や産業カウンセラー、交通心理士などの専門的な資格を有する人材を育成し、社会のニーズに応えることを目指しました。
臨床社会心理学専攻は、「臨床心理学専修」と「社会心理学専修」の2専修体制からなり、臨床心理学専修は地域社会での心のケアとサポートの専門として活躍できる人材の養成を、社会心理学専修は現代社会のリスク諸問題を理解し、それらに適切に対処できる人材の養成を目指しました。
こうしてスタートした臨床社会心理学専攻ですが、「科学」としての心理学をより発展させたいという野望(?)は、この時点からもふつふつと沸いていたようです。
当時の大学院生が高校生にレクチャー
三木善彦先生(故人)による修論発表会でのコメント