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2022年2月17日(木)

帝塚山大学と心理学(11) コロナ禍での対応

令和2(2020)年1月、わが国でも新型コロナウイルスの初の感染者が確認され、その後全国に感染が拡大し、日本中がパニックとなりました。政府は緊急事態宣言を発出し、その結果、本学も事実上の閉鎖状態に追い込まれました。

このことが学生のみなさんに多大な影響を及ぼしたことは言うまでもありません。本学も学生のみなさんに対応するためにさまざまな施策を講じ、各学部も大学の方針に即して、いろいろと対応を進めていきました。

代表的な対応は、授業形態の対面からオンライン授業への切り替えですが、心理学部に関して言えば、「心理学実験」や「ゼミナール」など、対面でなければ充分な指導が行えないような演習科目もオンライン授業となりました。教員もあれこれと工夫はするものの、オンラインでは授業内容をうまく伝えきれない面があり、学生のみなさんからは「授業がわからない!」という声が多く聞かれるようになりました。

そこで学部では、学生のみなさんの現状の把握と不満への対応に力を注ぎました。アンケート調査を実施して学生のみなさんの声を拾い上げ、不満や批判を真摯に受け止めるとともに、教員間でも今後に向けてのよりよい授業運営について協議し、少しずつ改善を図ってきました。

令和3(2021)年11月からは、全学的に対面授業の比率が増え、「対面になってよかった」という意見も聞かれるようになりました。しかし、いつまた感染爆発するかもわからない新型コロナウイルスのことゆえ、心理学部としても感染予防に努めつつ、学生のみなさんにとって満足できる学習環境をこれからも提供したいと考えています。

ソーシャルディスタンスを考慮して

授業では受講者を半々に分けての「2元中継」

飛沫対策にフェイスシールドを配付

グループワークの授業ではフェイスシールドを付けて