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2021年8月20日(金)

【大学院心理科学研究科】海上交通心理学実習を実施しました

8月18日(水)、大学院心理科学研究科では恒例の海上交通心理学実習を実施しました。

この実習は、本研究科開講の「心理科学基礎論Ⅰ」の授業の一環として、神戸大学大学院海事科学研究科のご協力のもと、同研究科附属練習船「深江丸」を利用して海上交通心理学に関する体験学習を行うものです。

例年は、神戸大学深江キャンパスのポンドから香川県高松港を1泊2日で往復するという航海実習を行っていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、今回は、ポンド係留での見学実習や船舶運航シミュレーターを用いての操船を体験することとなりました。

見学実習では、普段知ることのできない船内の構造や操船の機能などを間近に見ることができ、シミュレーション操船では、多角的な判断の必要性を体験することができたようです。

受講生のみなさんは、臨床心理学を専攻しており、海上交通心理学はまさに異分野ですが、異分野からの視点は、自身の専門分野にも新たな発見をもたらしたのではないかと思います。

当日はコロナ禍に加え、前線の停滞による長雨・大雨も重なるという悪条件の中でしたが、実習が始まる頃には雨も止み、晴れ間がのぞくほどに天候は回復しました。受講生のみなさんも、まさに晴れ晴れとした感じで実習を終えることができたようです。

練習船「深江丸」の雄姿

船橋(操縦室)の見学実習の様子

シミュレーターによる操船体験の様子1

シミュレーターによる操船体験の様子2