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2020年4月17日(金)

卒業生の声―卒業生アンケート結果より(その2)

本学では、各学部がそれぞれのカラーを活かしてさまざまな行事や取り組みを行っていますが、もちろん心理学部にも独自の取り組みがあります。今回はそのいくつかをご紹介するとともに、前回に引き続き、卒業生のみなさんのアンケート結果も見ながら、ご紹介したいと思います。

 

★合宿オリエンテーション

大学に入学したものの、「知らない人ばかりで、友だちはできるのかな…」、「大学に馴染めなかったら、どうしよう…」など、入学時は何かと不安がつきまとうものです。

心理学部では、そういった不安を一気に解消するために、入学後すぐに「合宿オリエンテーション」を実施しています。具体的には、新入生全員と教員が県内の宿泊施設に集まり、1泊2日の合宿をします。

そう聞くと、「え? 入学早々、知らない人と1泊するの?!」、「食事どころか、お風呂も就寝も一緒?!」と、かえって不安が倍増するかもしれませんね。

しかし、心理学部の合宿は一味も二味も違います! 心理学部だけに、独特のノウハウを持っていて、合宿が終わるころにはみんなとの交流も深まり、「参加してよかったです!」、「これで大学生活への不安がなくなりました!」などなど、安心して大学生活へのスタートが切れるようです。

先日ご紹介した卒業生アンケートでも、「合宿オリエンテーションは今後とも続けるべきだ」という意見が多数寄せられました(図1)。

※今年度は新型コロナウィルス感染拡大の影響で、合宿オリエンテーションは中止となりましたが、収束すれば今後も継続する予定です。

 

★TA・SAによる授業補助

みなさんは、TA・SAって何のことだか分かりますか? これはティーチング・アシスタント(Teaching Assistant)、スチューデント・アシスタント(Student Assistant)の略で、授業の補助に入るスタッフのことを指します。ちなみに、TAは大学院生、SAは大学学部生が担当します。

とりわけ、多くの学生が受講する授業では、途中から講義内容がわからなくなったら、授業についていけなくなることがあります。それでは、ますます授業へのモチベーションが下がってしまいますよね。

そこで心理学部では、いくつかの授業で大学院生(TA)や学部の上級生(SA)が補助に入り、内容がわからない受講者をサポートしてくれる体制を整えています。

TA・SAの魅力は、「身近な先輩たちに教えてもらえる」ところのようで、先生にはたずねにくいことでも、先輩になら遠慮なく質問できるのがありがたいのだとか(先生としては微妙ですが…(^^;))。

やはり卒業生のみなさんも、この制度には大きな評価をしてくれていました(図2)。

 

★就職支援セミナー

大学3回生になると、本格的に進路について考えなければなりません。しかし、具体的にどんな活動をしたらよいのかなど、不安も大きいようです。

進路支援に関しては、もちろんどこの大学でも積極的に取り組んでいますが、心理学部では、さらに学部も一体となって進路支援に力を入れています。

心理学部の場合、1年次の後期からキャリア形成に関する科目を設け、2年時以降は、就職試験対策の科目や、各業界の方にお越しいただき、業界・企業研究を深める科目なども開講します。

それらの中でも、心理学部独自の取り組みが「就職支援セミナー」です。このイベントでは、就職活動にもさまざまな情報を提供してくださる人材広告企業の方々にお越しいただき、「就活に、いま最も重要なこと」をレクチャーしていただきます。

進路支援には欠かせないこのセミナーですが、やはりこの存在を支持してくれた卒業生は多かったようです(図3)。

このほかにも、心理学部ではさまざまなイベントを用意していますが、これからも「学生のニーズに沿った多様な対応」に努めてまいります。