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2019年12月26日(木)

公認心理師養成科目見学2-社会・集団・家族心理学

「公認心理師養成科目見学」の第2弾として、「社会・集団・家族心理学」という科目を取り上げます。 

「社会・集団・家族心理学」は、「①対人関係並びに集団における人の意識及び行動についての心の過程、②人の態度及び行動、③家族、集団及び文化が個人に及ぼす影響」が習得すべき主な内容となっています。授業は、社会心理学が専門の谷口淳一先生と臨床心理学が専門の中地展生先生が共同で担当しています。 

授業を取材した日(11/26)は、谷口先生が主担当で、授業のメインテーマは「集団規範」でした。集団規範とは、集団の中に自然発生的にできあがる暗黙のルールのようなもので、ジャクソンという心理学者が提唱した「リターン・ポテンシャル・モデル」を下敷きに、集団規範が形成されるメカニズムについて学びました。

社会心理学は、社会における人間行動のメカニズムを研究する分野であり、この1科目だけで社会心理学の諸領域を網羅することはできません。そこで、本学心理学部では、ほかにも「日常生活の心理学」、「社会心理学」、「親密な関係の心理学」などの社会心理学系科目を開講しており、単に公認心理師試験受験資格の取得さえ目指せればよしとするのではなく、幅の広い学びができるようにカリキュラムが構成されています。

授業の様子

最後の小テスト