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2017年10月31日(火)

高知県で高齢ドライバーの運転行動調査研究を実施

心理学部応用心理学研究室(蓮花一己教授)の学部生と院生が、9月上旬から10月半ばにかけて(9月3日~4日、10月14日~18日)計2回に及ぶ高齢ドライバー調査を高知県自動車学校で実施しました。この調査は、心理学部の蓮花教授(帝塚山大学学長)が中心となり、高知工科大学地域交通医学・社会脳研究室及び近畿大学理工学部との共同研究として行われたものです。

応用心理学研究室の学生(3回生3名,4回生1名,大学院生1名)は、自動車学校の指導員や高知工科大学のスタッフと共に、質問紙調査と教習所コース内での運転行動調査を26名の高齢ドライバー(65歳以上)に対して行いました。さらに、高齢者が実際に自分の走行場面をドライブレコーダで記録した画像を見ながら、運転時に注意すべき点(一時停止、左右確認、信号確認など)を指導員が高齢ドライバーの方々に提案していきました。

後半の調査は、4泊5日という長期なものでしたが、高齢ドライバーの方々の温かいご協力と、教習員の専門的知識の提供、学生の臨機応変の適切な対応によって無事に終えることができました。

今後、応用心理学研究室では、高齢者が日常生活を過ごす上の移動手段として車が欠かせないという社会の中で、交通事故を減少させるためにさらに、事故原因を明らかにして高齢者への教育プログラムの取り組みに貢献できるように努力していく予定です。

実車走行の準備の様子

室内での教育の様子

ドライブレコーダ映像のチェック