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2017年7月31日(月)

帝塚山大学・奈良大学合同心理学研究会を開催しました

7月27日に第35回帝塚山大学心理学研究会を開催しました。今回は、昨年11月につづいて、奈良大学との第2回目の合同研究会という形での開催となりました。

奈良大学からは、社会学部の村上史朗先生が「潜在的自尊心と顕在的自尊心の関係について」というテーマで研究発表を行い、潜在的な意識の中にある自信(潜在的自尊心)を測定することで、アンケート形式の心理テストで測られる自尊心(顕在的自尊心)では窺い知ることのできない反応がみられることなど、興味深い結果をご報告いただきました。

本学からは、永石高敏先生が「人の連合学習における新しいツール~ネズミを失った学習心理学者の不屈~」というテーマで発表し、ロールプレイングゲーム(RPG)を活用することで、人間を対象とした条件づけ研究に新たな展開の可能性があることを、ご自身の実験データを交えながら、解説していただきました。

お2人の先生のご発表には、異分野の先生方も熱心に耳を傾け、ときには白熱した質疑応答が繰り広げられました。

研究会終了後は、懇親会が開催され、両大学の教員・大学院生がいっそうの交流を深めました。

奈良大学との合同研究会は、今後も開催される予定です。

村上先生(奈良大学)のご発表

永石先生(本学)のご発表

発表に耳を傾けるフロアのみなさん

懇親会の様子