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2017年5月29日(月)

《授業拝見》アクティブラーニングによる授業の展開-心理学実験実習

先生が教壇に立って講義し、学生はそれを聴いてひたすらノートに取る―従来の大学の授業風景はそんな感じでした。 

しかし、最近は「アクティブラーニング」という、学生も主体的に学びに参加するスタイルの学習方法が注目され、大学でも徐々に取り入れられつつあります。 

帝塚山大学心理学部では、前身の学部・学科時代を含め、20年以上も前から、いくつかの授業でアクティブラーニングによる授業を取り入れてきました。

そのひとつが「心理学実験実習」という科目です。この科目は、心理学の基本的な研究法を演習形式で学ぶもので、実験や調査を行ってデータを収集し、それらをコンピュータで分析し、その成果をレポートにまとめるというものです。

ただし、ふつうの科目と違うところは、先生が指示をするままに課題をこなしていくのではなく、自分たちで実験材料や調査項目、実施手続き、教示の文章などを考え、時には先生やTASA(大学院生や学部の先輩)とも熱くディスカッションしながら課題を進めていくという、まさにアクティブラーニングを存分に取り入れた授業を展開しています。

このような授業を通して、学生諸君は自ら進んで学ぶ姿勢を身につけるだけでなく、みんなで協力しながら問題解決に挑むという体験を通して、人と関わることの大切さも学ぶことができます。


約6人1組の班に分かれ、班ごとにテーマを決めて話し合います

上級生が授業のサポートに入り、相談に乗ります

先生も班の中に入り、いっしょに考えます

「そのアイデアで行こう!」-先生も太鼓判を押しています