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2017年3月14日(火)

山本隆宣教授の最終講義と退職記念パーティーが開催されました。

去る37日(火)、今春退職される山本隆宣教授の最終講義と退職記念パーティーが帝塚山大学学園前キャンパスにて開催されました。34年間に渡って本学で教鞭を取ってこられたその想いは、とても懇篤なものでした。 

最終講義では、「からだとこころ、そして分子-その仕組みの巧みさに学ぶ-」と題して、ご自身の研究の歩みとライフワークについて語られました。山本教授は、脳内におけるドーパミンの働きに興味を持ち、研究者としての人生をスタートされました。やがて、その活動は国際的なものにまで広がり、英オックスフォード大学でセロトニンやその前駆物質であるトリプトファンの研究に取り組まれます。物質と精神の関係を調べていく中で発見した仕組み。そして、その巧みさ。そこで覚えた感動を、皆に分かりやすく教えてくださいました。 

退職記念パーティーには、現役の学生から、これまでの卒業生、大学院修了生、そして山本教授を慕う様々な方々が参集しました。感謝の言葉に加え、これまでの秘話などが語られ、会場は笑いと感動に包まれました。

山本教授が教えてくださった研究者としての姿勢。これを継承し、心理学部は発展を続けていきます。学生、教職員一同、山本隆宣教授に厚く御礼申し上げます。


最終講義は「からだとこころ、そして分子」

研究を楽しく語る

実験を分かりやすく解説

山本先生を囲んでの記念写真