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2017年2月8日(水)

【心理科学研究科】大学院生がアメリカ社会心理学会で研究発表を行いました!

2017年1月19日~21日まで、アメリカ合衆国のサンアントニオ(テキサス州)で開催されたアメリカ社会心理学会(SPSP: The Society for Personality and Social Psychology)第18回年次大会に、本学大学院心理科学研究科の博士後期課程3年次の宮川裕基君が参加し、“Does self-compassion promote personal improvement from regret experiences in Japan, where self-criticism is encouraged?”と題して研究発表を行いました。

宮川君は”日本社会心理学会2016年度大学院生・若手研究者海外発表支援制度”を受賞し、今回の学会参加の旅費を一部支援して頂きました。

この研究発表はUniversity of California, BerkeleyのJia Wei Zhangさん、法政大学の新谷優教授、本学心理学部の谷口淳一教授との共同研究であり、思いやりを持って自己に向き合うことが日本においても後悔した出来事からの成長を促すのかを検討したものです。

これまでの年次大会で知り合った米国の研究者を含む、多くの研究者が宮川君の発表を聴きに来てくださいました。また、アメリカ社会心理学会の会長を務めたこともあり、社会心理学分野で非常に著名なMark Leary先生が来てくださり、日本とアメリカにおける”思いやりを持って自己に向き合うこと”の共通点や相違点について議論する機会にも恵まれました。

宮川君は「アメリカにおける研究動向を掴むとともに、自らの研究を海外に発信し、海外の研究者とのネットワークを広げる大変有意義な経験となりました」と学会参加の感想を述べてくれました。

宮川君をはじめ、心理科学研究科の多くの学生が国内外の学会に参加し、自らの研究発信に努めています。今後とも彼らの研究成果に注目して下さい!

宮川君(右)とLeary先生(中央)