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2015年9月22日(火)
【第8回帝塚山大学・中京大学合同心理学研究会開催】カウンセリングにおける傾聴の働きとは?・子どもが「がまんする」能力はどう発達するか?
9月17日(木)、中京大学において第8回帝塚山大学・中京大学合同心理学研究会が開催され、本学からは河越隼人講師が「基礎的なカウンセリング技法がもつ傾聴的機能」というテーマで、中京大学からは大学院博士後期課程の一木恒佑さんが「エフォートフル・コントロールのテストバッテリーにおける子どもの振る舞いの月齢差:30ヵ月齢と48ヵ月齢の横断的比較」というテーマでそれぞれ発表しました。
河越先生は、カウンセリングにおける傾聴技法がカウンセリング場面でどのような役割を果たすかを検討し、そのなかの「いいかえ技法(クライエントの話を要約して返す、など)」が情報の整理や共通理解を深めることに寄与することなどを報告しました。
一木さんは「エフォートフル・コントロール(自分の行動をコントロールする力)が発達する過程を調べるために、30ヵ月(2歳半)児と48ヵ月(4歳)児の子どもに対してさまざまな課題(テスト)を行ってその特徴を比較し、48ヵ月児は神経基盤の発達に支えられた行動のコントロールができる可能性などを報告しました。
ともに興味深い研究で、発表後もフロアとの討論が活発に行われ、予定時間を超過するほどの盛り上がりを見せました。
心理学部では今後も、原則月1回のペースで研究会を開催する予定にしています。学外の皆様のご参加も歓迎致しますので、よろしくお願い致します。
中京大学大学院の尾入研究科長による開会のごあいさつ
フロアからの質問に答える河越先生
中京大学 一木さんの発表
本学大学院の蓮花研究科長による閉会のあいさつ