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2015年9月16日(水)

公認心理師(国家資格)が誕生します!

2015年9月9日、公認心理師法案が国会で可決されたことにより、2017年(平成29年)からの国家資格の公認心理師が誕生します。
これまで以上に、教育・医療・福祉・司法領域など地域における心理職の可能性が拡がります。

心理学部及び大学院心理科学研究科では、「公認心理師」取得に向けて、十分な「カリキュラム」や「試験対策」、「就職支援」の体制を下記のとおり準備します。

カリキュラム

心理学部及び大学院心理科学研究科では、「公認心理師」に必要とされる心理学の重要領域をカバーするカリキュラムを設置しています。実験心理学から社会・応用心理学、発達心理学、臨床心理学など多くの科目があり、さらに、講義系科目と演習・実習系科目の両輪で学習を進めます。地域でのプロジェクト活動も活発に実施されています。

学部だけでなく、大学院博士前期・後期課程から構成される関西では有数の大学院を有しています。本学付設の心のケアセンターでの実習をはじめとして、地域のネットワークを通じて臨床心理分野の学内・学外実習にも豊富な実績があります。修士論文の作成にも力を入れており、大学院生が各種学会で優秀発表賞や優秀論文賞を授与されています。

試験対策

近年人気が加速されてきた「心理学検定」への受験を奨励しています。心理学検定には、2級、1級、特1級の区分がありますが、今年8月23日に行われた2015年の検定では受験者数が118名となり、各大学で実施される団体受験校13校中,受験者数が全国1位となりました。全10分野の試験対策として、各分野の専門家である学部・大学院教員と大学院生が受験対策講座を実施しています。

大学院では、これまでも臨床心理士試験の対策のために、実習サポート、筆記試験対策講座、面接試験対策の模擬面接などを進めてきました。こうしたこれまでの試験対策の実績を活かして、学生を継続してサポートします。

就職支援

すでに100名を超える大学院の卒業生が京阪奈を中心とする全国の行政、医療機関、企業、福祉・NPO法人、スク-ルカウンセラーや大学の学生相談室、および心のケアセンター等の臨床心理分野を中心に活動しています。これらの組織、団体のネットワークが就職をサポートします。さらに、大学のキャリアセンターも企業や行政機関への就職支援を協力して行います。

帝塚山大学心理学部では、今後も皆様の「公認心理師」取得と就職を支援していきます。今後も情報提供に努めますのでご留意ください。