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2015年5月29日(金)

《第28回心理学研究会報告》語ってもらいました!「刑務所見学と法務省での心理専門職の活躍の場」

心理学部では、5月27日の13時00分より学園前キャンパス10号館3階グループワーク実習室にて第28回帝塚山大学心理学研究会を実施しました。第28回の演者は、本年4月に着任した花田百造准教授にご担当いただきました。題目は「刑務所見学と法務省での心理専門職の活躍の場」でした。

花田准教授は、これまでに刑務所、少年鑑別所、法務省などに勤め、非行少年や受刑者の面接・心理検査を中心とした実務に携わってこられました。また、研究面では、「非行少年の事象関連電位」や「高齢者と犯罪」といったテーマに取り組んでこられ、本学でもその知識を活かし、犯罪心理学に関する授業を担当しておられます。

今回の発表では、刑務所や拘置所といった刑事施設について平明に解説していただき、心理技官として勤めてこられたからこそわかる司法における心理学の重要性をお話しいただきました。花田准教授の実際の体験を交えた解説は、とても臨場感のある内容となりました。司法における心理専門職に関心をもつ学生や院生も多く、興味の尽きない時間となりました。

心理学部では今後も月1回のペースで研究会を開催する予定にしています。学内のみならず学外の皆様の参加も歓迎致しますので、よろしくお願い致します。

真剣に聴き入る参加者

司法における心理職の役割を解説