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2013年12月4日(水)

第21回帝塚山大学心理学研究会を実施しました!

心理学部では、11月27日の15時30分より奈良・学園前キャンパス10号館3階グループワーク実習室で第21回帝塚山大学心理学研究会を行いました。第21回は本年に10月に本学経営学部経営学科に着任した山田歩講師にご担当頂きました。題目は「好みと無意識の心理学」でした。

私たちは日常生活において様々な物を購入します。洗剤、チョコレート、コーラ、などなど。例えば、コンビニに行ってチョコレートを買う時に様々な種類のチョコレートの中から1つを選ぶわけですが、なぜそのチョコレートを選んで購入したのでしょうか。「一番おいしそうだったから」「特売だったから」「量が多かったから」など様々な理由が考えられますが、そのような理由は“後づけ”の場合が多く、実は自分が気づいていない別の要因によって選択は行われている場合が多いということが様々な実験で明らかになっています。今回の山田先生の発表は、このような無意識の選好・選択について、ご自身のこれまでの研究成果を中心として様々な観点から説明されました。研究会には教員や大学院生、学部生など多くの方たちが参加し、発表中また発表後にも予定した時間をオーバーした活発な議論が行なわれ、今回紹介された実験結果が心理学のさまざまな分野に適用可能であることを認識することができました。

心理学部では今後も月1回のペースで研究会を開催する予定です。学内のみならず学外の皆様の参加も歓迎致しますので、よろしくお願い致します。