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2012年3月10日(土)

第8回帝塚山大学心理学研究会を実施しました!

心理学部心理学科では、2月29日の15時より学園前キャンパスで第8回帝塚山大学心理学研究会を行いました。第8回の演者は本学心理学部教授でNPO法人大学院連合メンタルヘルスセンター代表理事でもある森下高治先生と、同センター研究員の井上裕美先生にご担当頂きました。題目は「産業領域の臨床心理士養成の質的向上に関する研究」でした。

昨今、精神障害に起因する労働認定件数は年々、増加の一途にあります。このようななかで働く人たちへの支援に対して雇用側の臨床心理士への期待が高まっています。そのような要請を受け、大学院連合メンタルヘルスセンターではプロジェクトを立ち上げ、臨床心理士が産業現場で活躍する実態や、産業領域で臨床心理士が活躍できるために大学院教育に何が必要かを調査や面接を用いて検討してきました。当日は実際の研究成果について説明して頂きました。発表後は、会場の先生方から多くの質問が投げかけられ、産業領域の臨床心理士養成を今後どのように行っていくかについて建設的な議論が行われました。

心理学部では今後も月1回のペースで研究会を開催する予定にしています。学内のみならず学外の皆様の参加も歓迎致しますので、よろしくお願い致します。

森下先生の発表の様子

井上先生の発表の様子