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2012年6月30日(土)

第11回帝塚山大学心理学研究会を実施しました!

心理学部心理学科では、6月27日の14時00分より学園前キャンパスで第10回帝塚山大学心理学研究会を行いました。第11回の演者は本学心理学部教授に今年4月に着任された奥村由美子先生にご担当頂きました。題目は「若年性認知症の理解と支援~全国疫学調査をもとに~」でした。

発表では、認知症についてその症状や分類についての説明があった後、若年性認知症について1997年と2009年に行われた疫学調査の結果について発表されました。認知症は年齢が高まるにつれ発症率も高くなるものの、若年性認知症(60歳もしくは65歳未満で発症する認知症)の患者数も多く、高年齢の患者数に比べて比率が少ないことから十分な検討がされているとはいえません。奥村先生は若年性認知症の家族の会の協力も得て、患者やその家族が直面する問題点を明らかにし、具体的な対策に取り組んでいます。発表後には、さまざまな視点からの質問があり、活発な議論がなされました。

心理学部では今後も月1回のペースで研究会を開催する予定にしています。学内のみならず学外の皆様の参加も歓迎致しますので、よろしくお願い致します。

発表の様子1

発表の様子2