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2015年3月23日(月)

【居住空間デザイン学科】奈良市平城東公民館で地域住民向けの防災講演会を開催しました

居住空間デザイン学科で耐震構造や免震構造を専門にしている三山教授が奈良市の平城東公民館で「大地震から暮らしを守る」というテーマで講演を行いました。

平城東公民館では、近隣の朱雀、左京、佐保台地域の住民に向けて、奈良市生涯学習財団主催の講演を実施しています。その一環として、阪神淡路大震災から20年、東日本大震災から4年を経て、地震の怖さを再認識し日々の暮らしでどのような対策を立てておくかを考える場としてこの講演を計画しました。

講演の主要な目的は、地震発生のときに死んだりけがをしたりすることが無いように普段から気をつけておくこと、地震発生のときに特に注意することを住民に知ってもらうことでした。講演では、1)地震が必ずくること、2)建物の安全性の確認、3)建物の中で何に気をつけるのかについて、模型実験や図を用いた説明がありました。平城東公民館の近隣の地震による揺れに関する最新データも示され、住民は自宅周辺の危険度についての情報を得る機会にもなりました。

最後に、自宅の家具などの配置や固定や、自宅の耐震補強についての質疑応答が行われ、有意義な講演会となりました。