【法学部】授業紹介：「法学への第一歩」（第９回　福本教授）

「法学への第一歩」（1年生対象）では商法が専門の福本葵教授が登壇し、六法のひとつである商法について、一般法である民法との関係では商法が特別法に該当することや、株式会社とはどのような会社か、株主の権利や責任について説明がありました。

世界初の株式会社であるオランダの東インド会社や日本初の株式会社についても説明がありました。

また、この日は卒業生であり、現在では独立して大阪府南部で司法書士事務所を開いている北浦聖士さんをゲスト講師としてお迎えしました。
ご自身の学生時代の学びや司法書士の資格を取得しようとした動機、資格取得のための勉強で工夫した点、そして資格取得後の仕事の様子や「士」業のやりがいについてお話し頂きました。

お話しの中では、「弁護士はドラマになるが、司法書士がドラマにならないのは何故か」「司法書士は医療に例えるならば内科医です」といった感じで法学初学者である1年生にもわかりやすい例え話があり、あっという間の90分でした。

1年生にとっては資格取得の重要性を知るとともに、日々の地道な努力が成果を出すという意味では非常に参考となる貴重なお話しでした。

「法学への第一歩」の授業は、1年生が法学部での学びの全体像を把握するための授業として設けられており、法学部の専任教員がリレー形式で各自の専門分野をわかりやすく紹介する内容となっています。