2024年12月10日(火)
【法学部】法曹実務講座を開催しました!(弁護士編:法テラス奈良)
2024年11月26日、裁判法の授業の一環として、法曹実務講座(弁護士編:法テラス奈良)を実施しました。
この法曹実務講座は法学部改組以前の法政策学部時に開始して長らく休止していましたが、開学60周年に合わせて再始動することとなりました!
今回の法曹実務講座は、法テラス奈良のスタッフ弁護士及び事務局のご協力のもと、笹邉准教授(民事手続法)が担当する「裁判法」の講義において実現しました。
当日は2名のスタッフ弁護士と事務局長にご登壇いただき、「弁護士の業務とフィールド」と題して、司法サービスや弁護士の役割についてご講演いただきました。
講座では「司法や弁護士は近くて遠い存在ではないか」との問いかけから始まり、弁護士が社会において果たすべき役割をご説明頂いた後、法テラス(日本司法支援センター)の役割や業務についてご説明頂きました。
とりわけ、法テラスの業務とスタッフ弁護士の果たすべき役割について詳細にご説明いただき、一般の法律事務所に所属する弁護士との相違をイメージできました。
終盤には、相談事例をもとにした法的問題へのアプローチについて解説があり、実務家視点の解決アプローチを実感することができました。
さらに、公務員(市役所)との連携による司法サービス提供の実情についても言及があり、法曹と公務員の連携という新たな視点を加えることができました。
法学部生にとって実りある講座となったようで、引き続いての実施や裁判官等の別の講座開催を期待する声がありました。
学生の期待に応えられるよう、今後の法曹実務講座開催を企画しております!
実務講座は法学部が推し進める「実務教育」の一環として実施されます。
この実務教育では、「どのような職業かを理解すること」「どのような知識や能力が必要とされるかを知ること」「どのような人材が求められているかを知ること」を目的として、それぞれの分野で実際に仕事をしている方を講師としてお招きし、実体験もふまえながらお話いただきます。
法学を学ぶ意義を見出すことでさらなる学びにつなげ、キャリア教育、就職へと有機的に連関させることを目的としています。
こうした実務教育は、長年の実績を有する帝塚山大学法学部だからこそ実施できるものと自負しています。
ひとりでも多くの学生が夢に近づけるようにスタッフ一丸となって応援しています!!