実践的中小企業経営法務9回目（フリーランスと業務システム開発契約）

11月27日（火）５限の「実践的中小企業経営」の第9回目の講義では、MECシステムラボ株式会社フリーランスシステムエンジニアの阿部智一様を講師にお迎えし、「『不可能』を『可能』に！SEとして得た信頼関係～限界に挑戦する事で見えてくる将来への道～」をテーマに講義をしていただきました。

阿部様は、カーディーラー、システム販売会社を経て36歳でフリーランスシステムエンジニアとなりました。今では市役所からの税金に関する業務システム開発を請け負うなど、税制の複雑さから他のシステムエンジニアが敬遠しがちな分野に挑戦し、そこで得た信頼関係を強みに売り上げを伸ばしてきました。また講義では「システムエンジニアは幅が広い職業で、ソフトウェアの組入系、Web・スマホアプリ系、業務システム系、AI系などがあります」、「みなさんの使っているスマホに不具合が生じたときに、いつの間にか直っていると思うのですが、実は裏ではシステムエンジニアの人が必死になって対処しているのです。」など、システムエンジニアについて初学者にもわかりやすく解説していただきました。

学生たちは、取引先によっては個人と契約できないところもあるので、株式会社の形態で業務システム開発契約を締結したり、業務の合間に筋トレをしたり夕食に肉料理を食べることなど具体的なフリーランスの1日の働き方や学んでおけば仕事で役に立つプログラム言語の話などに興味深く聞き入っていました。

グループディスカッションでは、「仕事における自由とは？自由に働くとは？」をテーマとして話し合いました。ある程度自分の意思が通り楽しみながら働けること、信頼関係があってこそ自由な働き方ができるなど、活発な意見交換がなされました。