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2018年11月7日(水)

第6回実践的中小企業経営法務(ものづくりと知財戦略)

11月6日(火)5限の「実践的中小企業経営」の第6回目の講義では、奈良県北葛城郡広陵町でプラスチック製品の企画・製造・販売を手掛ける大和化学工業株式会社企画部長 平山正道様を講師にお迎えし、「多品種少量生産に特化したものづくり」をテーマに講義をしていただきました。

 

平山様は、品質保証された製品を製造するのみならず、オリジナル設計ができるという強みを活かし、困難と思われる取引先のニーズに素早くこたえる戦略で業績を伸ばし、昨年には創業60周年を迎えることができたと話されておられました。展示会に積極的に参加したり、取引先からの紹介で新規顧客を開拓したりすることで、狂牛病検査の部品などを受注し、少量生産でも高収益が得られる事業モデルとなっています。

 

学生たちは、平山様が特許取得に向けて設計開発を行っている話や、完全週休2日制で残業がほとんどないという社内体制の話に興味深く聞き入っていました。

 

グループディスカッションでは、「あなたが(消費者として)企業に求めるものは何ですか?」をテーマとして話し合いました。製品の品質と価格のバランスや安全性、アフターサービスやレスポンス性、ニーズにあった製品であることなど、どれを一番重視するかについて活発な意見交換がなされました。

 

大和化学工業株式会社HP:https://daiwaci.co.jp/