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2018年10月24日(水)

第4回実践的中小企業経営法務(広告出版業の事業戦略と労務管理)

10月23日(火)5限の「実践的中小企業経営」の第4回目の講義では、奈良の地域情報紙発行・ポスティング・編集制作の地域情報ネットワーク株式会社代表取締役 若林良仁様を講師にお迎えし、「インターネット情報社会にアナログの価値を見出し、生かす経営」をテーマに講義をしていただきました。

 

「マイタウン奈良」や「CO-to-mamaことまま」など情報誌を発行することにより地域に密着した経営を行っている若林様は、地域のデータに基づいたポスティング業務やフリーペーパー事業の強みを活かすことで「当社の経営は、規模よりも密度」を重視した戦略をとっていること、また従業員を大切にしたいという思いから働きやすい労働環境を会社内に整備したとおっしゃっておられました。

 

学生たちは、フリーペーパー「ことまま」では奈良の子育てママに読者を絞った戦略をとっていること、新聞の折り込みチラシが減少している中で、逆にポスティング業務の価値が高まっていること、ポスティングの組織網、エリアマーケティングの実施など会社独自の強みを活かした事業展開をしていること、過去の労務管理の失敗から従業員が退職しない職場づくりの話に興味深く聞き入っていました。

 

グループディスカッションでは、「どういった思いで仕事に取り組みたいですか」をテーマに学生たちが活発に意見を交わし、留学生が積極的に意見発表ができるように周りでサポートするなど、学生たちの成長を垣間見ることができました。