2014年2月26日(水)
奈良県警察本部長による特別講演会を実施しました
2月22日(土)に、法学部主催の特別講演会を実施しました。
今回の特別講演会は、原山進 奈良県警察本部長を特別講師にお招きし、「日本一安全で安心して暮らせる奈良の実現に向けて ~警察官として歩んだ人生~」というテーマで御講演頂きました。
まず初めに、飛世法学部長より挨拶があり、講演会の企画から開催まで経緯や趣旨等の説明があり、引き続いて、岩井学長より一言ご挨拶を頂きました。
▼飛世学部長▼ ▼岩井学長▼ |
そして、原山本部長の御講演が始まりました。御講演は、大きく分けて、2つのテーマを中心とするものでした。
1つ目は、原山本部長が奈良県警察の本部長として取り組まれた諸施策とその効果についてのお話しでした。奈良県下ではお馴染みの「メロディーパトロール」、地域住民が監視して犯罪発生の芽を摘むことを目的とした「あいさつ・声かけ運動 チャレンジ“絆”」、交通事故の減少を目指した「ピッカピカ!大作戦」などの概要を説明され、全国的な件数と比較しながら奈良県下での件数を見ることで、その効果等を検証されました。
2つ目は、原山本部長ご自身が警察官として歩まれた人生を振り返られながらのお話しでした。警察官を目指すきっかけや警察官になってからのご経験、海外での勤務経験等を、過去を振り返りながらお話しになりました。特に印象深かったのは、「強さの中に優しさがある」これが警察官の原点であり、被害者の気持ちにより添うことがとても大切であり、「絆」が大切であると強調されていた点でした。
【ユーモアを交えながらのお話しに、会場に笑いが響き渡ることも!】
<交通事故防止の取組みを紹介される原山本部長>
最後には、県民の協力があったからこそ、諸施策の実施や目標の達成ができた、と感謝の気持ちを述べられていました。警察の諸活動には、地域との連携がますます重要・必要になることを改めて認識させられました。
【学生の代表から、最後に花束をお渡しさせていただきました】
奈良県警察の全面的なバックアップによりより実現した「警察組織と警察実務」ですが、本部長ご自身がリレー講義の講師として登壇するにとどまらず、特別講演会の特別講師として登壇することは、全国的に極めて珍しく、奈良県警察と帝塚山大学法学部との強い「絆」を示す証左であるといえます。
帝塚山大学法学部では、今後も、よりいっそう官学連携に力を入れてまいります。
会場には、約80名が集まりました